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「蒼い世界」

諦めることを覚えて

期待しないことに慣れてく

本当は叶わないことを知って

それでもまた揺らいでる

 

出逢ったことの意味を正当化して

愛して欲しいと願って

“二人だけ”の秘密と約束が埋め尽くしてく

 

何度また交わることがあったとしても

重なり合うことはないから

 

サヨナラも言えずに逢えないから

記憶の色は混ざり溶けてゆく

ひとつだけかすかに手に残った

君と見た蒼い世界

 

離れては寄せて 繰り返して

また膨らんでは増えゆく想いを

何度も誤魔化しては

隣にいる夢を見るの

 

サヨナラと言えばもう逢えないけど

別れ際に優しく触れるから

温もりと想い出がまた増えるの

君と居た蒼い世界の中で

ひとりまた誓うの

「まみれ」

 

想い描いてはまみれ 幻想(ゆめ)だけの現状

平気なフリしてまみれ これ以上...

 

飾ってばっかの思考

捨てられる今を生きろよ

 

突っ立ってないで現実(いま)を知れ

不安で堕ちそうになったって

何度だって諦めかけても

まだ!って明日を探してる

 

掴んだものにまみれ 破裂しそうな現状

過ぎ行く日々にまみれ 消えそうでも

 

遮った道をもう一度照らせ

自分で決めたその先で

何度誤ったとしても

まだ!って明日を信じてる

 

突っ立ってないで現実(いま)を知れ

不安で堕ちそうになったって

何度だって諦めかけても

まだ!って明日を探してる

まだ!って明日を信じてる

「≠」

 

愛想笑いを繰り返すこの世界で

どうにも出来ず やり場のない気持ちはどこへ?

 

縛られてる様な 吐いた声はまみれてく

前ならえ 右ならえの単純思想

 

誰か見つけて 誰か教えて

誰かのせいにしても わかんなくて

 

愛されたいと口にしても届かなくて

どうにも出来ず 行き場のない居場所はどこ?

 

似たような台詞がはびこっては消えて

腑に落ちないようなことばかりが溢れて

あーあ、うるさいよ。

 

愛想笑いを繰り返すこの世界で

どうにも出来ず やり場のない気持ちはどこへ?

居場所はどこ?

「orange」

 

ここから見える景色は もう随分と変わらないなあ

ありきたりな事が 当たり前になってく

同時に薄れてく感情

誰かのせいにばかりして もうずっと逃げてきたなあ

代わり映えしない日々に 嫌気がさしてく

腐らしてるのは 自分自身だ

  

走って走って走って 追い付けないまま

毎日同じ月が見下ろして笑う

揺らいで揺らいで揺らいでいたもの捨てて

明日へと進んでいかなくちゃ

 

夢ばかりが先走って 諦めることも増えたなあ

重ねた日々の分だけ 恐くなるよ

不安にしてるのは自分なのに

 

何も何も何も 遮るものはないよ

思うままに突き通すだけで

消えて消えて消えていくもうブレはしないよ

あれからどれほどの想いを置いてきただろう

 

走って走って走って 追い付けないまま

毎日同じ月が見下ろして笑う

揺らいで揺らいで揺らいでいたもの捨てて

明日へと繋ぎ手を伸ばした

「濁して」

 

忘れたいことを覚えててしまって

どうにもできず記憶の選別

 

ありふれた言葉は

喉の手前で溶けてしまうよ

あの日の話を教えてくれよ

話してみてよ

 

なんにもないままずっと過ごしてきた日々を埋めて

曖昧な理由でいいから

続きを始めてよ

 

何も変わらないあなたもわたしも

何もない、何も。

ここにいる証なんてどこにだってないから

 

あなたのそばには わたしが居て

それだけで理由があって

意味を知った

 

忘れたくない人も あなたにとっても

わたしにとっても 想いが募ってる

だから曖昧なことが明確になって

白く薄れてゆくなら濁して

わたしのことも。

「海月」

 

藍色に染まる 君の記憶

温もりは混ざり合って

埋められたはずの想いも 全て零れては消えた

 

寂しさを分け合っては一つ

また一つと繰り返す

朝焼けのタバコの煙と一緒に浮かんでは消えた

 

然れど何も癒えないままで

何の意味も見えないままで

ゆらゆら揺れる

触れて求め足りないままで

生ぬるいキスをただ重ねて

ゆらゆら揺れる

 

夜を越え、また色付く

冷めた手は絡み合って

交わす約束も泡の様に浮かんでは消えた

 

記憶の海に浮かぶ

いつかの月に照らされ

満たすように愛と呼んで わざと溺れた

 

何度も繰り返す どうしても足りない

愛してと繰り返す 何もいらないから傍にいて

 

然れど何も見えないままで...

 

然れど答えは出ないままで

時は何度も廻る中で

ゆらゆら揺れる

舐めあった傷が痛むままで

君の中で泳ぐ私は...ゆらゆら

「君の部屋」

 

君の言葉を思い出すよ

いつでも私のこと想ってくれてた

あの頃の私にはそれが少し

退屈に感じてしまっていたから

 

ないものねだりをくり返し

今更、君を好きになったよ

泣き虫の私を笑って許してくれた

大きな手はもう、どこにもないよ

 

それからと言えば 君との日々を

思い返しては後悔が襲ってくるよ

あの頃の私に戻れるなら

一生手を離さないのに。(大げさ)

 

ずるい様だけど...

もう一度笑い合っていた二人に戻して...

 

強がってしまうクセも めんどくさいって言いながら

髪を撫でて 愛してくれてた

気付いてしまったんだ 当たり前になってたんだ

大好きだったんだ 大好きだったんだ

 

君の言葉を思い出すよ

いつでも私のこと想ってくれてた

あの頃の私に戻れるなら...

「最果て」

 

不安定な思想が こぼれて溢れ

感情論で濁して身をまかせて

曖昧なこの距離が二人を

心地のいいところをついた

 

いっそ愛して欲しいなんて

すがって繋いだ手は

君を満たせたの?

 

淋しくて淋しくて淋しかった

吐いたように捨てた言葉

残ったのは空っぽな心と ティッシュの塊と

同じ匂いのTシャツだった

 

都合の良いように 求めて離れ

一切干渉せずに寄り添って

願うはハッピーエンドが欲しくて

期待に溺れて沈んでった

 

淋しくて淋しくて...

泣きたくて泣けなくて...

 

泣きたくて泣きたくて泣けなかった

平気なフリをして過ごした

残ったのは空っぽな想いと

君の温もりと

 

淋しくて淋しくて淋しかった

吐いたように捨てた言葉

残ったのは空っぽな心と ティッシュの塊と

同じ匂いのTシャツだった

簡単にどこかへ消えてった

「37℃」

 

私、泣いたりなんかして

性に合わないこと繰り返してばかり

でもどうして何で、あなたのそばにいると涙してばかり

あなたのそばに居る私はどんどんと違う人に...

そんな気がするだけで

要らないものがそぎ落とされてゆく

 

泣いたり 笑ったり そばにいて欲しい

いつだって 私のこと 考えて欲しい

 

あぁ、愛しい人よ

あぁ、想いはどこへ

あぁ、ぶつければいいの?

 

私、恐がって あなたに何も本音なんて言えないし

でも、本当はいつだって

あなたのことを考えているから

だからどこへ、どこまでも私の手を引いて

最上階で記憶させて欲しいの

 

私、泣いたりしてばかり

私、喜んだりばかりして

私、強がって 欲しがって 確かめて

困らせちゃうけど

 

あぁ、愛しい人よ

あぁ、私でもいいの?

あぁ、ぶつけてもいいの?

...いいの?

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